「日本文(語)が、乱れてしまった」と言われて、久しい─。
ほんの少し前、欧米からITの波が押し寄せ、SNSなどが、日本社会で日常化した現在。日本文が、国籍不明の言語になろうとしている。この社会の人々は、正しい日本文を進化させつつ、「表現の国際化」に対応して、21世紀を生き抜かなければならない。そこで、私は、日本文と日本語を、より良くするために、「日本文章術」の研究・開発とその確立を、ライフ・ワークにすると決意した。
思えば、大学卒業後、新聞記者、国家試験の受験、資格試験の研修業などを経て、50余年間、“文章”と“文字”に関わる経験をしてきた。長い間の研究で、「成川式」といわれる「日本文章術」のノウハウを編み出した。
「読み手が、魅力を感じる文体の習得」
「“てにをは”の、やさしい理解」
「起承転結の、面白い書き方」
「短文にする、“アッ”というスキル」
「用語・文字を、愛して使う法」など。
まともな日本文を表現する基本は、日本人の頭の奥底にある心と思考を、素直にもつことである。きちんとした表現によって、日本社会の政治・経済・文化・教育などの諸活動が、はじめて成り立つ。もちろん、諸外国の言語・事情を参考にしなければいけない。これらのことを踏まえて、「日本文章術」を、私は、この世を去る99歳の最後の日まで、後進に伝えて行きたい。そして、学校や家庭での文章、試験に出る小論文、実務におけるビジネス文が、「より美しく、より正しくなるように」サポートさせていただく。
もし、西欧の英語を中心とした言語文化や、ITなど先端技術に押し流され、2,000年近くにわたり築かれてきた日本文が、改良・深化されなければ、日本の国家や文化は、国際社会において、「名誉ある地位」を占めることは、できないであろう。
「日本文章術」は、私が先陣を切るが、心やさしく、優秀な人たちからの「投稿」「作品」「評判」「アドバイス」などを、ぜひお待ちしたい。“美しい日本”のために、心の表現である「日本文章術」を正しく学んで行きましょう。
この記事へのコメントはありません。